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2005年06月22日

常磐線7/9改正 時刻表発売

常磐線7/9改正の時刻表が発売されました。

IMG_0363.JPG
(我孫子駅にて試運転折り返し待機中のE531系)

・下り特快土浦行の上野発は、10:10 11:12 12:12 13:12 14:12 15:12
・上り特快上野行の土浦発は、10:57 11:57 12:57 13:57 14:57
昼間毎時2本の土浦止まりのうち1本が特快となるので、恐らく残り1本がE501系使用でしょう。

実際の時刻を見てみた所、上りの特快は我孫子で土浦以北から直通の快速を抜くので、土浦以北からの利用者にもメリットがあります。しかし下りに関しては、特快は土浦以北へ直通する快速を抜かないので、土浦以北から東京に通学している私の友人などには恩恵の少ないダイヤになってしまっています(最も彼はデータイムには電車に乗らないでしょうが…下り通快消滅→特急化の方が重要な問題かもしれない)。
例えば、上野9:50発の高萩行355Mは土浦発11:04ですが、この僅か3分後の11:07に、上野を10:10に出た特快3357Mが土浦に到着します。その後下り普通列車は、上野を特快の6分後に出る11:29着11:33発のいわき行359Mまでありません。そして取手から荒川沖までの各駅でもこれと殆ど変わらないようなバラバラの間隔でしか電車が来ないわけで、これはちょっとどうかなと思っています。
改正前と大して変わらないといえばそうなのですが、例えば同じ茨城県内の宇都宮線古河駅はデータイム毎時6本(うち1本が大船・逗子からの湘南新宿ライン快速)となっていて、それに比べると…。向こうはグリーン車も付いてるのに(関係ないか)。

1985年の万博以来、普通列車に関してはほとんど輸送体系に変化がなかった常磐線ですが、とりあえずその改革の手始めの改正としては、まだ新車E531系が90両しかない状況ですから、こんなものでも仕方ないかなと思います。今回の改正では、「特快」という看板によるPR効果と、Txと直接競合することが想定される柏・取手の利便性が優先されて(たかが一日4.5往復程度の特快設定でどれだけ利便性がアップするのかは疑問ですが)、他の各駅に関してははっきり言って微妙な状態なのは変わっていません。Tx流山おおたかの森・守谷と直接競合する柏・取手、および松戸と藤代~土浦が既存の快速4.5往復が特快されたという恩恵を受ける一方、三河島・南千住・北千住・我孫子・天王台ではその分が純減で、快速も待避が入って所要時間が延びます。

今後の常磐線は、Txへの転移も落ち着き影響が数字で表れてくるであろう12月や来年3月に行われるJRグループ一斉改正などで、改善への動きがどれだけ本格化していくかという事にかかっているでしょう。ただしこの時点ではまだまだE531系も不足しますから、正直あまり期待はしていません。

と、今回は大分辛口で評価しましたが、常磐線の今後、特にE531系の増備が完了して特急から普通まで最高速度が130~120km/hに揃う頃には、もしかしたら今のダイヤからは想像もできないような変化を遂げているかもしれません。長期的には期待するとともに、競争促進のため、つくばエクスプレスには十分健闘してもらいたいと思います。

余談

今朝は大学に10時前に着いたので、2限の授業まで30分以上あったので端末室でこの記事を書いたんですが、1時限目が終わる前の、この時間の大学は、なんとも物寂しいところである。特に、梅雨の雨の日ともなれば。
政治経済学部3号館地下の端末室。広い室内に自分を含めてわずか4人。
曇っていて薄暗いし、とても早朝に来てしまったような気がしますが、よく考えてみれば、そんなに早朝というわけでもないんですね。まもなく10時。女性専用車の時間だってとっくに終わっているのに。

どうでも良いけど大学のPCにいい加減ATOKを入れてほしい。

投稿者 puszta : 2005年06月22日 09:57

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