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2005年06月14日

常磐線新型車両/7月9日ダイヤ改正

常磐線に7月9日から導入されるE531系。
最高速度130km/hと言いつつ加速度は2.7km/h/sとE231系同等にとどまっており、現代在来線電車技術の粋を結集したTX-2000/1000に比べると若干力不足ではありますが、それでも現在常磐交流区間で主に使用されている415/403系に比べると驚くほどの性能向上であり(まぁ、今までの車両は設計後40年以上も経っているのだから仕方ないのですが)、常磐線の新しい歴史を切り開いていく車両としては十二分の性能を持つ車両です。

宇都宮線尾久駅・宇都宮線車内から、尾久車両センターに留置中のE531系。
方向幕LEDは『常磐線 特別快速 土浦』になっていました。
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常磐線7月9日ダイヤ改正について
これはもう、特快設定にあたり取手以南の特快通過駅ではその分減便となっていたりそもそもその特快が昼間時間帯1時間おきの5.5往復しか設定されないなど、Tx対抗ダイヤというよりむしろTx配慮ダイヤなのではないかと自分なんかは思ってしまうわけですが。ただ、改正からTx開業間での間は何度となくお世話になることと思いますので、ここに書いておきます。

今回のダイヤ改正では、フレッシュひたちが柏停車に統一されること、常総生がちょうど帰宅するくらいの時間にひたち野うしくに特急が停車して上り普通と接続し放課後急ぎの用事のある常総生には朗報となること(?)…などいろいろトピックスがあるわけですけれども、この中でやはり一番の目玉商品というのが、前述のとおり中途半端な設定であることは否めないものの一応今までの常磐線普通列車と比べれば段違いの速達性を実現する特別快速の新設ということになるでしょう。

常磐線特別快速について
・普通乗車券のみで乗車ができます。
・新型車両E531系が限定運用され、一部区間で130km/h運転を行うようです。但しダイヤ的にはそれほど飛ばさなくても走れるようです。
・上野発10~15時台、土浦発10~14時台に1時間おきに運転されます。
・停車駅は上野を出ると日暮里、柏、取手から先終点土浦までの各駅です。
・所要時間は松戸15分、柏23分、取手31分、佐貫38分、牛久43分、ひたち野うしく46分、荒川沖49分、土浦までが55分程度となる模様です。

本数が限られているとはいえ上野からひたち野まで46分、荒川沖49分というのは、昼間時間帯にかつ特快の時間に合わせて電車に乗ることができるならば、かなりの恩恵を受けられるでしょう。
ただし、特快の運行時間帯の上野~取手間の快速電車は、通過待ちが増えて大分所要時間が延びるようです。また、特快は上野~取手間で走っている快速電車しか抜かないので、特快とその他の土浦方面への列車(いわゆる常磐線普通列車)との間に大分時刻の歪みが生じています。

というわけで、今回のダイヤ改正はかなり様子見のようです。新車がまだ90両しか届いていないということもありますし。
次回の改正に期待(あまりしていませんが)。


余談ですが、
このblogからは独立したつくばエクスプレスのファンサイト、Tx::Style(仮称)を、つくばエクスプレス開業ダイヤ発表後数日以内を目処にオープンするべく、準備に取りかかっております。乞うご期待。

投稿者 puszta : 23:04 | コメント (0) | トラックバック